新築の時は勿論、リフォームをする時も皆さんが多く検討される工事の
【フローリング】
についてご紹介致します❗️
●フローリングの種類は?
細かく言えば数限りなく種類のあるフローリング材ですが、大きく分けて
『無垢フローリング』
『複合フローリング』
の2種類を紹介したいと思います🫡
『無垢フローリング』
無垢フローリングは〔単層フローリング〕とも呼ばれ、自然の木材をフローリングの形状に加工した物を言います。
材木の種類によって木目や形、性質が異なり値段もピンキリ。
一般的には15ミリの厚さが多い。
バーチ材無垢フローリング
◎良い点◎
・自然の木そのままなので、足裏の感触は踏み心地が良く、温かみがある
・多少のキズが付いても気にならず、少々の凹みやキズなら簡単に補修が可能
・高級感がありお部屋の雰囲気がとても良くなる
置きたい木製家具と同一樹種で揃えるのもアリ◎
・調湿効果が期待出来る
×悪い点×
・材料の値段が複合フローリングに比べて高く、施工にも時間が掛かる為コストが上がってしまう
・湿気や乾燥により材木の収縮が起きる為、目地のゴミつまりや突き上げが起こる場合がある
・床暖房には不向き(最近では床暖房対応品もあります)
・品質にばらつきがある為、節があったりする(グレードによって節なしの選択が出来る物もあります)
個人的には無垢フローリングは好きですが、良くも悪くも材木の持つ性質に理解があるお客様でないとオススメはしておりません。またリフォームでは材の厚み等で採用がしづらく、選ばれる方も少なく感じます。
新築時に採用しておくと初めのコストは高いですが劣化を感じにくく、キレイさを長持ち出来るので良いかと思います。
施工を検討される場合はカットサンプル等で選んだ樹種の特徴を確認する事が大事です。
『複合フローリング』
複合フローリングは〔複層フローリング〕とも呼ばれ、基材の合板やOSB材に木材を薄くスライスした挽板や木目柄のオレフィンシートを貼り付けた物を言います。
一般的には12ミリの厚さが多い。
新築複合フローリング
リフォーム玄関複合フローリング
◎良い点◎
・木目シートの物だと柄も一定の為イメージ通りの仕上がりになりやすい
・気候による品質の変化がない為収縮が起きない(多少の変化はあります)
・無垢フローリングに比べて安価な品物が多く、施工も比較的楽な為コストが抑えやすい
・コーティングやシートによって水回りに対応する物やペット等が滑りにくい物等種類が豊富にある
×悪い点×
・キズや凹みによって表面材が剥がれて基材が見えてしまう事がある
・キズの補修が難しく無垢のように簡単ではない
・日に当たる場所(掃き出し前など)が表面材の硬化によって剥がれてしまう事がある
最近では一昔前の物と違い、見た目が無垢フローリングに似た物や表面材のコーティングによってキズに強い品物もあり、高級感がある品物も増えてきている感じがします。
温水床暖房を採用される方は複合フローリングがオススメです。
大理石調の品物もあり、お部屋の雰囲気に合わせて選びやすくなっています。
※番外編※
『リフォームフローリング』
リフォームではお部屋毎に工事依頼される方が多い為、12〜15ミリの厚みのあるフローリング材だと最近のバリアフリー住宅では既存フローリングの撤去をしないと段差が出来てしまう為工事費用を抑える為(撤去費用や産廃処分など)の薄いフローリング材が〔リフォームフローリング〕と言います。
○6ミリフローリング
入口の扉の下に1センチ程度の敷居がある場合に採用されやすい品物。
メーカーによるが、種類が少なく床をキレイには出来るがお部屋のコーディネートには不向き
○1.5ミリフローリング
最近のバリアフリー対応住宅での扉下の薄型床見切りに対応した品物。
厚みが薄い為、キッチン等を設置したまま施工可能。
弊社でも採用されるお客様が増えてきています。
基材が強化プラスチックの為キズが付きにくい。
但し、材料費が高い為コストが上がってしまう。(撤去費用や産廃処分を考えると安いかも)
ご紹介した物以外にもマンション対応品や店舗対応品など色々とありますが、キリが無いので今回はここまでで。笑
リフォーム時には既存の状況、床暖房の有無等、考慮しなければならない事が多々あります。
フローリング工事をご検討の方は弊社は勿論、工務店さん、業者さんと相談しながら品物を選ぶ事をオススメ致します。