失敗しないキッチンリフォームにする為に!〜前編〜

リフォーム箇所でも検討される方がとても多い


キッチンリフォーム


今回は弊社の施工事例も含めてお客様からご質問が多いポイント、失敗しやすい箇所についてご紹介したいと思います。

※ご紹介する内容は弊社独自の物もあるのでご注意下さい。


①キッチンの配置替え

まずキッチンの配置について悩んでる方は非常に多いです。

生活をしていくとお子様の成長やワークスタイルの変化(最近ではリモートワークも増えていますね)によってキッチンを使用する頻度や使用人数も増えていく事があります。


・部屋の角にあるキッチンを対面式にしたい!

・1階から2階へキッチンを移したい!

・オシャレに見えるアイランド式にしたい!


「でも、そもそもキッチンの場所は移動出来るの?」


結論:キッチンは移動できます!

※マンション等は配管の都合によっては移動出来ません※


メリット

・対面式に変える事で料理をしながら子供の様子が見れる

・キッチンスペースを広く取ると家族での作業も可能に

・コンロやシンクの位置を変えて作業しやすい配置に

・アイランド式に変更でオシャレに見える

・収納を増やして収納力UP!


デメリット

・費用がかかる!

・リフォームで取り払えない柱があると理想通りにいかない事も

・工事範囲が多いので工期が掛かる


配置替えは費用も期間も掛かるので、検討される方は家族ともよく相談して今だけでなくこれからの事も考えてリフォームするのが良いと思います。



②キッチン選び(メーカー選び)

キッチンと一概に言ってもとても種類が多く、どのメーカーを選べばいいか悩むと思います。

住宅設備メーカーであれば、

クリナップ、LIXIL、TOTO、タカラスタンダード、トクラス

等、たくさんあります。

最近ではホームセンターや家具メーカーでもキッチンを販売していますし直接お客様が発注するメーカーやオーダーキッチンもあり、SNSの普及もあり色々な情報が見やすくなって余計に何がいいのかわからなくなっているお客様も多いです。


メーカーによって選べる器具や収納の仕方、デザインも様々ですので下調べをして現物を見てみるのが1番だと思います。

その中でもお客様の検討する箇所が多いポイントをご紹介。


キッチンカウンター高さ

メーカーにもよりますが、キッチンカウンターの高さが

80㎝ 85㎝ 90㎝

と高さが選べる事がほとんどです。

「高さなんてなんでもいいよ」

いえいえ!ここがかなり大事です!

高さが合っていないと調理中の姿勢が悪くなってしまい(前傾姿勢等)使いづらく感じてしまいます。

目安としては

カウンター高さ=身長÷2+5㎝

(身長160㎝の場合 160㎝÷2+5㎝=85㎝)


機能性、デザイン性

機能と言っても、キャビネットの材質等です。

キッチンを使用されていてキャビネットの材質を気にされた事はあるでしょうか?

個人的に1番重要だと思っています!

コンロや水栓は後から変える事も出来ますが、キャビネットの交換=キッチン交換になるので注意しましょう!

キッチンのキャビネットと言えば木質の物が多く、水分を含んでしまい、腐食してしまう事もあります。

弊社ではクリナップさんのステンレスキャビネットをオススメしています!


従来の木製キャビネットの部分をステンレスで作る事によって、キャビネットの汚れ、劣化、腐食を防止してくれます。

またキッチンならではの食品からの匂い付着も無くなり、長くキレイなままお使い頂ける商品となっています。

その他にもホーロー製も物や木質キャビネットでも清掃性が高い物もあります。

デザイン性はメーカーそれぞれに特色があり、好みが分かれますので、下調べをしてショールームで実物を確認する事がいいと思います。

近年のキッチンは色だけでなく、柄(木柄、石目調など)、表面の質感と従来のキッチンとは比べ物にならないくらいこだわっています。

「カタログではこれがいいと思ってたけど、実物見るとこっちがいいかも!」

ほとんどのお客様が言われますのでショールームでの確認は絶対にしましょう!


ワークトップ(キッチンカウンター)

カウンターの種類としては大まかに

・ステンレス ・人工大理石 ・セラミック

があります。


⚪︎ステンレス



1番主流の物になり古臭く感じる方もいますが、最近では加工技術が上がっている為、ヘアラインやバイブレーション等表面に加工を施してデザイン性がが高い物も多く、コーティングされている物は従来の物よりキズが付きにくい物もあります。


メリット

・清掃性が高い

・耐熱性に優れる

・耐久性が高い


デメリット

・キズが付きやすい


⚪︎人工大理石

デザイン性がとても高く、高級感もあるので人気の天板です。

大理石と名前は付いていますが、実際はアクリル系又はポリエステル系の樹脂で出来ています。

ポリエステル系は安価ですが、紫外線で黄色く変色する事もある為、現在の主流はアクリル系になっています。


メリット

・デザイン性が高い

・色が明るい為広く見える


デメリット

・キズが付きやすい(比較的目立たないですが)

・耐熱性が低い


⚪︎セラミック


石材のように見えますが、焼き物で出来ています。

最近ではCMでも紹介される事があり認知度も上がってきています。

焼き物ならではの意匠性で、耐熱性、耐久性にとても優れています。


メリット

・耐久性が高い

・耐熱性が高い

・デザイン性が高い


デメリット

・費用が高い


③周辺機器


周辺機器はキッチンに欠かせない設備器具や水栓器具です。


レンジフード


キッチンには必要不可欠なものですが、1番お手入れに悩むのがレンジフード。

以前は


写真の様なプロペラファン式が多く、年末の大掃除となると全部外して洗って…

最近ではプロペラファンをつける事も少なくなり、ダクト方式のシロッコファンにする事が多くなっています。


レンジフードも種類があり、清掃性やデザイン性も選べる様になっています。


深型レンジフード

こちひ見た事がある方も多いと思います。

プロペラファンよりは清掃性は高く、フィルターを外して洗う事が出来ます。

ただフィルターの奥にも油汚れが付着する為、大掃除時はフィルター奥の清掃も必要になってきます。


薄型レンジフード


近年の主流はこのタイプになってきています。

日頃のお手入れはレンジフード下の整流板の清掃のみで、内部も取り外しやすく掃除しやすい物も多いです。

又、デザイン性も高く面材を写真の様にキッチンと同様のものに変える事も出来ます。


自動洗浄型レンジフード


※画像はクリナップ製の物


弊社採用率がとても高く、お客様からの満足度も高いのが自動洗浄型レンジフード。

日頃のお手入れは薄型同様整流板の清掃はありますが、

内部の清掃は自動で行なってくれます!

40°〜45°と水洗から出てくるお湯を指定の入れ物に入れてセットして、ボタンを押すだけ!

清掃目安も洗浄ボタンの点灯でお知らせしてくれる便利な物。


※弊社実例※

費用面を考えて清掃がしやすい

通常の薄型レンジフードにしましたが、やはり日頃のお手入れが大変になり自動洗浄の物に交換しました。(60代女性)


確かに安い品物ではないですが、上向の作業が多いレンジフードはとても大変です。

毎日使う物なので費用対効果が高い自動洗浄型はオススメです。


ガスコンロ(IHコンロ)


コンロは種類も多く価格もピンキリの為、使い勝手で選ぶのがいいです。

良く頂く質問としては

「ガスコンロからIHコンロには変えれないんでしょ?」

全然そんな事ありません!


むしろ、キッチンを交換される方でガスコンロを選ばれた方も

取り付け前にIHコンロ用の電源を配線しておく事をオススメしています。

IHコンロは電力を多く使うので専用回路200vが必要な為キッチン交換と併用して配線しておくと配線を上手く隠蔽出来たりもします。

ガスコンロも同様でオール電化住宅で無く、給湯器等でガスを使用しているのであればガス配管だけ必要な箇所に配管しておくお事も出来ます。


現在使用しているコンロが交換したばかりでキッチン交換するの勿体ないと考える方もいますが、再使用出来る事が殆どなのでご相談下さい。


コンロの大きさとしては

75㎝ 60㎝

と天板の大きさがあり、大きいお鍋を使う方は75㎝をオススメします。

ただ、調理スペースが多少狭くなるのでご注意が必要です!


食洗機


家事をとても楽にしてくれる周辺機器です。

洗浄は勿論、乾燥機能も付いているので洗った食器を天板の上で乾かす必要が無くなるので調理スペースの確保にも繋がります。

こちらも…

「今食洗機が付いてないから付かないよね?」

いえいえ、そんな事ありません!

必要な給水や排水を配管すればビルトイン設置が可能です。

注意点としては収納スペースを一列潰す事になってしまいますが、キッチンを変えると収納力が上がる事が多いので後悔する事は少ないと思います。


食洗機は

・浅型 ・深型

あります。


⚪︎浅型


メリット

・値段が安価

・食洗機下に収納が付けれる


デメリット

・大きなお皿が入らない

・使う食器が多いと入りきらない


⚪︎深型


メリット

・大きいお皿が入る

・洗える量が多い


デメリット

・値段が高い

・食洗機のみでスペースを使ってしまう


最近では海外製の大容量の製品も増えてきていますが、対応出来ないキッチンもあるのでご相談下さい!



前編はこの辺で。

後編では吊り戸棚や収納、周辺のリフォームとの関連性をご紹介します。


お悩みがあれば、まずはお気軽にご相談下さい。