前回ご紹介したキッチンリフォームの引き続きご紹介。
気になる方は前回の〜前編〜
もご覧になって下さい。
③周辺機器〜続き〜
シンク
キッチンを使用する上で当たり前に付いているシンクですが、
昔ながらのステンレスシンクは勿論、人工大理石で作られたシンクもあります。
デザインや機能(天板同様、耐久性等)で選ぶのも良いですが、シンクで重要視したいのはサイズでは無いでしょうか?
食洗機同様、家族の人数によって食器の多さ、使う鍋の大きさ
によってシンクは広くした方がいいです。(メーカーによってサイズの種類が異なります)
「じゃあ、シンクは広ければいいんじゃない?」
と、言われる方も居ますが
天板の長さ-コンロサイズ-シンクサイズ=作業スペース
になるので要注意です!
水栓器具
水栓器具は種類がとても多いので、使用する方によって選び方が変わります。
最近は基本的にワンハンドル水栓(水とお湯の切り替えをレバーで行うタイプ)が多いです。
選ぶポイントとしては…
・シャワーホースは必要か
・吐水口の高さ
・浄水器は必要か
・浄水器は一体型か別体か
・タッチレス水栓か(手をかざすと水が出るもの)
・デザイン(色)
上記の中でも、浄水器とタッチレス水栓は配管や電源も必要となり、工事費用にも関わってくるので要注意です!
④収納
収納はキッチンを選ぶ中でも重要なポイントとなる方が多いのではないでしょうか?
キッチン収納
以前のキッチンは扉をドアの様に開ける開き戸タイプが多く、収納も中に物を積み上げていく収納の仕方だったので使い勝手も悪かったですが、最近はスライドタイプ(掃き出し)が基本になってきていて、引き出した中の小さな棚もオプションで設定出来るので収納力が段違いに上がっています。
見た感じでも収納が多いと思います。
吊り戸棚
キッチン廻りの収納と言えば吊り戸棚。しかし、弊社のお客様でも
「吊り戸棚は高くて届かないから使わない。」
「今も何が入っているかと覚えてない。」
と、言われる方がとても多い!
あるけど使ってないなんてスペースが勿体無いですよね。
対面式では吊り戸棚が無くオープンな形も増えています。
最近の吊り戸棚は色々使いやすく改良されてる物が増えています。
・ハンドムーブ(手動昇降)
こちらは取手を引くと下に降りてくるタイプ。
高さが高く取り出しにくい悩みを解消してくれるので、日常使う調味料等も収納する事が出来ます。
こちらはクリナップさんの製品。(他メーカーでも同タイプの物もあります)
先ほどの製品との違いは正面の扉を開く事なく中身のみが下がってくるタイプ。
日常使用する物は勿論、水受け皿が付いているタイプもあり洗った食器を置いておけるキャビネットも選べます。
使わない吊り戸棚スペースに天板に置いてある食器カゴの代わりを設置出来る為、調理スペースを大きく確保出来ます。
・オートムーブ(自動昇降)
こちらは上記のハンドムーブ箇所をボタン一つで昇降できる設備。
昇降をボタンで操作が出来る為、手を挟む等のケガも少なくなる事に加えて、食器置きスペースには乾燥機能も付いているので食洗機を設置しない、食洗機だけでは食器の置き場所が足りない等のご不満も解消出来ます。
どちらもメリットはありますが、デメリットはやはり費用が掛かるところ。
ただ限られたスペースを活用する時には便利な製品になってます。
背面収納(ウォールキャビネット)
キッチンに市販の戸棚を置いて使用されている方も多いと思います。
キッチンメーカーではキッチンに合わせた背面収納を出している事が多く、壁面固定をするので地震対策にもなります。
又、オープンキッチン等でリビングから見えてしまうお家も増えてきているのでインテリアの統一にも繋がり、採用されるお客様が増えてきています。
個人的には壁面にきっちり固定して上部の隙間も埋めるので、壁との隙間に埃が貯まる事も無く、食材を扱うキッチンスペースには衛生的にも良いと思います。
写真の様に炊飯器や電気ポット等、上部から蒸気が出る家電を収納出来るタイプもあり、上部の排出ユニットで蒸気を吸い上げて楽に排出してくれる製品もあるので、蒸気によってキャビネットを水滴で濡らして劣化させてしまう事も少なくなります。
キッチン廻りは電気容量が大きい家が多いので、工事時にブレーカーを増設したりする事を検討するのもいいかもしれません。
メリット
・キッチンのデザインに合わせやすい
・清掃性が高く、衛生的にも良い
・収納力が高い
デメリット
・市販の家具に比べて費用が高い
・簡単に取り外しや移動が出来ない
⑤周辺工事
キッチン交換工事を行う時に一緒に工事を行うと費用が抑えられ仕上がりもキレイになる工事があります。
キッチンスペースにもよりますが、いくつかご紹介したいと思います。
壁紙貼り替え(床貼り替え)
こちらは検討される方がとても多いです。
弊社施工例ビフォーアフター
・キッチン交換
・壁、天井クロス貼り替え
・床フロアタイル貼り
キッチンを変えた事も大きいですが、壁紙は油汚れが多く、どうしても他の場所に比べて汚くなりやすい箇所です。
せっかくキッチンを変えたのに周りが汚いからキレイに見えない事もあるので内装工事は一緒にされることをオススメします。
床は特にキッチンがない状態で施工する事によってキッチン下部まで床を貼れるので万が一キッチンを再度変える時でも床はそのままで大丈夫です。
パネル
キッチンの背面は最近はキッチンパネルと呼ばれる耐火性のあるツルッとしたパネルを貼る事が多いです。
これをキッチン設置面だけで無く、汚れがハネそうなコンロの近くや埃が壁に付着しやすい冷蔵庫周辺に貼ると、壁の汚れが定着する事なくお掃除も楽になります。
床下収納庫
これは床下収納庫の設置!と、言う事ではなく既存で床下収納庫が設置してある場合、アルミ製の枠が多く、よく踏む場所なので枠や取手が破損していたり、床下から冷気が上がってきて冷え込む事もあるので
『高機密型』
の物に交換する事をオススメしています。
今収納庫が無い方も設備の配管の点検の為にも新規で設置するのもいいでしょう。
2枚の写真の様に同じ間取り、同じレイアウトのキッチンを設置するにしても雰囲気が大きく変わります!
キッチンの面材もそうですが、
周辺の雰囲気によって印象が全然違うので、理想のキッチンに近づける為にも周辺の工事も重要です。
まとめ
ご紹介した製品以外にも海外製の物や家具メーカーのキッチン等様々な品物がありますが、
お家の状況によっては設置が出来ない物もあります。
ご検討の方は依頼先へ相談、打ち合わせを重ねて、よりイメージに近い工事にしていく事が大事です。
弊社でもご相談は勿論、ショールームの予約や同行も行なってありますので、ご相談のみでも大丈夫ですのでお気軽にご連絡ください。