今回は今年に入り弊社でも、問い合わせと工事が殺到している
外装塗装
についてご紹介致します!!
よく戸建住宅のメンテナンスと言えば塗装と言われますが、弊社のお客様と打ち合わせしていても、
「この箇所はどこの箇所?」
「ここは塗らなきゃいけないの?」
「見積もり見ても内容がわからない笑」
など、色々と聞かれる事が多いです。
確かに聞き慣れない専門的な用語が見積もりに書いてあっても内容が理解出来ない事は多いと思います。
今回は写真付きで解説していきたいと思います。
※弊社独自のものやその他会社とは違うやり方もあると思うのであくまで参考にして下さい※
そもそも外壁(外装)の塗装ってなんで必要なの?
家は一生物!と考える方もいらっしゃると思いますが、
それは無いです!
メンテナンスの必要な年数が長い物はありますが、住宅の建材は経年劣化、外では特に紫外線による劣化、地震の影響による隙間の発生、色々な要因で家は劣化していきます。
人もずーっと炎天下にいれば焼けて肌がボロボロになっていってしまいます。
家も同じで、人で言う日焼け止めみたい効果を出すために塗装が必要になります。
⚪︎外部仮設足場
塗装は勿論、高所作業には必須の項目。
写真上で巻き付けしてあるのがメッシュシートで、作業中の粉塵等の飛散防止の為に設置します。
⚪︎高圧洗浄
お客様から
「窓もキレイに洗ってくれるんだよね?」
と、聞かれますが基本的にはお家をキレイにする為の洗浄ではなく塗装箇所の表面の汚れ落としが目的です。
⚪︎コーキング
お家の仕様(モルタルや金属壁)によって異なりますが、
サイディングやパワーボードの外壁では基本的にあると思って下さい。
外壁材の継ぎ手や角部等にある1㎝程度の巾の箇所がコーキング対象箇所です。
後は外壁の入隅、サッシ廻りもコーキング対象箇所になります。
特に紫外線の影響を受けやすく、コーキング箇所が劣化によってひび割れや剥がれを起こしていると、直接雨漏りの原因になったり外壁材の腐食を発生させる原因となります。
お家の塗り替えの目安にもなる箇所です。
⚪︎屋根塗装
塗装箇所で1番重要と言っても過言では無い箇所。
外壁は塗らないけど、屋根だけは塗って!と、頼まれるお客様もいるくらいです。
塗装も一度塗りではなく、何度か塗るのが望ましいです。
弊社では標準3回塗りでご提案しております。
屋根材によって塗料の種類が違ってきたり、塗装がいらない屋根(瓦屋根)もあります。
一般的によく使用されるコロニアル屋根は特にメンテナンスをしないと屋根を葺き替えないといけなくなったりするので早めのメンテナンスをおすすめしています。
コロニアル屋根はメンテナンスのスパンも早いので塗装が2回目、3回目というお客様もいますが注意して頂きたいのが一点!
タスペーサー
何それ?と、言われる事も多い項目ですが、とても大事。
写真の丸印箇所の金具ですが、屋根材の重なりの箇所に差し込みします。
「え?屋根になんでそんな事?」
と、声が聞こえてきそうですが
屋根の雨漏りに直結する作業です。
雨漏りや屋根の通気の為にとても大事な物ですので、是非採用して下さい。
⚪︎外壁塗装
1番わかりやすい箇所だと思いますが、外壁の塗装です。
モルタル壁や昔のサイディングは一色に塗り込んでしまう事が多いですが、最近は外壁も柄や色合いでオシャレな物も増えています。
一色に塗りつぶして勿体ない場合は写真の様にクリア(透明な塗料)で塗装するのもオススメです。
※目地塗装、多数の塗り分け、ボカシ塗装等は費用が追加になる可能性があるので施工店さんに確認しましょう。
⚪︎軒天塗装
一般的に上げ裏と言われる屋根下の外壁より出っ張った箇所の天井面です。
雨が降った後の湿気などによって、カビが発生しやすくなる為防カビ性に特化した塗料をオススメしています。
⚪︎破風板塗装
屋根の側面箇所との説明がわかりやすいですかね。
ここも雨水が垂れてくる箇所なので塗装はした方がいいです。
デザイン的に色を派手にするお客様もいらっしゃいます。
⚪︎幕板塗装
一階と二階をデザイン的に分ける為の帯状の建材。
雨漏りに直結する事は少ないですが、塗装していないと幕板自体が腐食していきます。
⚪︎雨樋塗装
屋根からの雨水を受けて適切に排水する為の部材。
雨漏りとはあまり関係はありませんが、紫外線による劣化で割れが発生する場合もあるので、交換をしないのであれば塗装しておく事をオススメします。
⚪︎雨戸、シャッター塗装
この項目はよく削る方が多いです。雨戸やシャッターは稼働する物(特にシャッター)なので擦れなどで塗装がはげてくるのが早いのでやらなくていいと言われるお客様も多いです。
ただ、仕上がった時はキレイになります。
※アルミ部材の箇所は基本塗装しません。
ご希望であればご対応しますが、追加料金が発生する事が多いです。
⚪︎付帯塗装(庇、水切り等)
庇(サッシ上の屋根)や水切り板金(土台付近に設置されている金属材)など、細かい箇所の塗装。
これは施工店さんによって範囲が違うので要確認が必要です。
⚪︎クラック補修〜番外編〜
写真の様なクラックはそのまま塗装しても、隙間が出来てしまいます。
本来は周辺全てをやり直すのが1番ですが、費用が高額になる為補修する事が多いです。
あえてクラック部を目地状に少し広げて、
コーキングを詰めて補修。
この上に塗装がをすれば、多少の傷跡はわかりますが、クラックは補修されます。
今回ご紹介した内容以外にも、塗装工事は様々あります。
ウッドデッキや日本家屋の木材部やジョリパットや石吹き塗装、様々な塗装があります。
見積もりの項目や施工箇所、施工内容はしっかりと施工店と確認を行う事がとても大事になります。
金額面での選定だけではなく、内容によっての適正価格を見極めて工事を行う事が1番です。
外装塗装ご検討中の方は是非お気軽にお問い合わせ下さい!